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【TOEIC新形式】「おすすめ学習法③」難化傾向のあるPart2の対策はこれだ!

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難化傾向のあるPart2の対策はこれだ!

第210回公開テスト(2016年5月29日実施)よりTOEICの出題形式は変更になりました。

Part2に関しては、問題形式に変化はありませんでしたが、ある変化が話題になっています。その変化とは、

TOEIC新形式テストの「Part2」が明らかに難化してきています!

「旧形式」では、Part2はPart1と同様に「耳慣らし」的な問題が多く、簡単な問題がほとんどでした。TOEICのリスニングパートの本番はPart3とPart4といっても過言ではありませんでした。しかし、「新形式」になってから最近Part2が難しくなり始めました。

どのように難しくなったのか、どんな対策をすればよいかについて、今回の記事でシェアしたいと思います。

TOEICテストの「Part2」の問題形式は?

TOEICの公式サイトにはPart2について下記のような説明があります。

応答問題 25問

1つの質問または文章とそれに対する3つの答えがそれぞれ1度だけ放送される。印刷はされていない。設問に対して最もふさわしい答えを選び解答用紙にマークする。

このように、短い質問に対しての回答をA、B、Cの3つの中から選択するというTOEICの問題のなかでも、比較的単純な問題です。

「Part2」の難化について

しかし「新形式」になってこの「Part2」が難化しました。

具体的には、下記のような問題が増加しました。

質問に対する答えが素直に「Yes」or「No」で答えられる質問ではない「間接的な応答問題」。

質問に対する回答が、素直な回答と「距離が遠い問題」。

「間接的な応答問題」「距離が遠い問題」というのは例えば下記のような問題です。

「会議室は誰が予約しますか?」に対して「明日、上司に聞いてみます。」

→「Who(誰が?)」と聞いているのに、その人について答えていない。

「新入社員の面接はどこで行われますか?」に対して「明日決まったらお知らせします。」

→「Where(どこで?)」と聞いているのに、場所に答えず日付を答えている。

「会場にはどのように行けばよいのですか?」に対して「どこの会場ですか?」

→「How(どのように?)」と聞いているのに、逆に質問で返している。

以上のように、質問に対して素直に回答しておらず、会話が行われている背景や文脈を十分に把握しなければ解答できないような問題が増加しています。

「Who(誰が?)」で聞かれたから人の名前を答える、「Where(どこで?)」と聞かれたから場所を答える。という対策では太刀打ちできなくなってきています。

難化する「Part2」に対するTOEIC満点取得者たちの反応

新形式になってからのPart2について、TOEIC満点取得者の方々の感想を引用してみます。

ここに載せなかったブログやTwitterなどもありますが、多くのTOEIC満点取得者たちが、「Part2」に間接的な応答問題が多くなり、難化したと言っています。

満点取得者「Porporさん」のブログより引用

5問ほど怪しいものがあります。Part 1 と Part 2 の序盤はすんなりいって調子に乗った罰当たりか、23番あたりからぐっと難しくなった気がしています。28番あたりは問題が終わっても放心状態で、マークができませんでした。(授業などでは散々「潔くマークしろ」と言っているのに)あまりに聞き取りが難しく、「これでは満点は難しい」と諦めてしまいました。Part 2 をすんなり切り抜けられるかが、満点取得のポイントになりそうです。

満点取得者「TEX加藤さん」のブログより引用

新形式になってから、難化した印象です。ひねった答えが多い上に、誤答の選択肢がうまく作られていて、消去法も使いづらくなりましたね。とにかく、会話として自然な答えを選ぶ、という意識が大切だと思います。

満点取得者「森田さん」のブログより引用

きつい
かなり大変なパートになりました。文が長かったり構造が複雑だったり間接的な返答が多い!

エラン
わたしも「旧形式」まではPart2に何の苦手意識もありませんでした。しかし「新形式」になってからPart2がとても難しく感じるようになりました。リスニングパートの中で最も苦手意識があります。

「Part2」対策の問題集は?

このように難化している「Part2」ですので、TOEICで高得点を取るためには問題集などで個別の対策をとることが必要になってきます。

「Part2」対策の問題集は下記に紹介する4冊がおすすめできます。難化した理由である「間接てきな応答問題」にも対応していますので、これらの問題集をこなすことで、十分に対策できると思います。

TOEIC(R)テスト 究極のゼミ Part 2 & 1

まずは、Part1の説明でも紹介した「TOEICテスト 究極シリーズ」です。

通常の「5W1H」に対する回答するという問題のほかに、上記の難題である「間接問題」についても取り上げ、体系的に解説しております。様々な問題形式を体系立てて整理していること、解説が多いこと、問題数が多いことなどを勘案すると、最も役に立った問題集のひとつです。

新TOEIC TEST パート1・2 特急難化対策ドリル

その名のとおり、「Part2の難化」を考慮に入れた対策の問題集です。

こちらは、様々な形式の問題がランダムに掲載されていますので、より本番に近い練習をすることができます。Part2は150問も収録されており、量としては十分です。難易度の高い問題、引っかけ問題などもありますので、初級者から上級者まで十分に役に立ちます。

下記は、上記の続編です。その名の通り「難問」が多いです。Part2の難化対策にはちょうどよい対策本です。

TOEICテスト出まくりリスニング

こちらは、あまり知られていませんが、TOEIC界で有名な神崎正哉先生のリスニング対策本です。

タイトルに「リスニング」とありますが、ほとんどの部分はPart2に割かれています。Part2の対話分が300セットも収録されています。これを全てやりきれば、ほとんどのパターンの応答問題に対応できると思うくらい問題数と問題の種類が豊富です。

エラン
その他の対策として、もちろん公式問題集も役に立ちます。しかし、公式問題集はPart2に関してなぜか簡単な問題が多いですので、Part2が苦手な受験生は、上に紹介した市販の対策本も使用して学習することをおすすめします。

問題集以外での「Part2」対策は?

TOEICのPart2の点数を上げるには、TOEIC専用の問題集を使用することが最も効率がよいですが、問題集を使用して学習する以外にもPart2対策はできます。例えば、

・オンライン英会話などで英会話をするとき、Part2を意識した質問・回答をしてみる。

・海外ドラマを見るときに、Part2にでてくるような5W1Hの応答に注目してみる。

このように、問題集以外でも、Part2のような短文での会話に意識をむけてみることは対策として有効です。

わたしの「Part2」の解き方

具体的に試験中にどのようにPart2を解いているか、参考までにシェアしたいと思います。

わたしは、Part2を解くとき、しばしば目をつぶって会話の情景をイメージするようにします。単に文章として、Part2の会話を聞くのではなく、情景をイメージしながら聞くと「間接系の応答問題」に対応しやすくなります。

また、イメージすることで記憶にも残りやすくなりますし、勘違いすることも少なくなります。

この方法は、下記の書籍で神崎正哉先生も同じようなことを言っていました。イメージして解けば、正答率が上がるばかりか、実際の英会話の場面にも役に立ちます。

エラン
問題の解き方は人それぞれですが、わたしは目をつぶって情景をイメージする解き方をしてから、Part2の正答率が上がるようになりました!

まとめ

・難化傾向の続くPart2は、難化対策がされた問題集で多くの問題を学習しましょう。

・Part2は「相手の言ったことを瞬時に理解して、適切な回答をする。」という会話の基本的な力を養える、優れたパートだと思います。

・Part2を単に試験対策としてではなく、実践も意識して、イメージしながら学習すると、とても効果があると思います!

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