カールハンセン&サンの名作チェア「CH24(Yチェア)」とダイニングテーブル「BA103 プレルディア・ラウンドテーブル」を購入したのでレビューします!(デンマークの名作家具 Carl Hansen & Søn)
カールハンセン&サンの名作チェア「CH24」とダイニングテーブル「BA103 プレルディア・ラウンドテーブル」を購入ました。
ずっと憧れていた「CH24」はその背もたれのY型の形状から「Yチェア」と呼ばれていて、ダイニングチェアの代表となるくらい有名な椅子です。デザイナーはデンマーク出身のHans J Wegner(ハンス・J・ウェグナー)(1914-2007)で、Yチェア以外にもたくさんの名作家具を生み出しました。
そのYチェアは、デンマークで100年以上の歴史がある家具メーカー「カールハンセン&ソン(Carl Hansen & Søn)」が販売しています。
今回の記事では、わたしが実際に「カールハンセン&サン(Carl Hansen & Søn)」から購入したカールハンセン&ソンの名作チェア「CH24(Yチェア)」とダイニングテーブル「BA103」について、写真中心にレビューしていきます。
※「CH24(Yチェア)」には数々のリプロダクト品やコピー品があります。意図せずコピー品を購入してしまわないように、公式サイトや信頼できる楽天ショップで注文するなど、購入先には気をつけましょう。
これからYチェアを購入しようと考えている方には、下記の「Yチェアの秘密」という本がおすすめです。Yチェアの歴史や人気の秘密など、とても詳しく説明されています。
Yチェアは「木材」と「仕上げの種類」などが選べます
「CH24(Yチェア)」は、木材の種類、仕上げの種類、座面の色・高さを選ぶことができます。
木材の種類は「ビーチ」「チェリー」「ウォルナット」「アッシュ」「チーク」があります。
仕上げの種類は、「ソープ」「オイル」「ホワイトオイル」「スモークドオイル」「ラッカー」「カラー塗装」があります。
座面の高さも「43cm」と「45cm」の2種類があります。
これだけの要素を選択できるため、自分の好みにあった一脚を作り上げることができるのですが、あまりに選ぶ要素の種類が多すぎて迷ってしまいます。
わたしは、実際に自分の目で見て、本当に気に入った木材と仕上げを選びたかったため、青山にあるショールームに行って実物を見て選ぶことにしました。
青山にあるショールームに行って選びました
東京の青山にあるショールームに「CH24(Yチェア)」とダイニングテーブル「BA103」の実物を見に行きました。
カールハンセン&サンのショールームは渋谷区神宮前にあります。青山には、有名家具店のショールームがたくさん集まっているため、いろいろなお店を見て回るのも便利です。
(上記画像:Googleストリートビューから引用)
お目当ての「CH24(Yチェア)」とダイニングテーブル「BA103」は、ショールームの2階にありました。店員さんから、木材と仕上げの種類について実物の椅子を前にして説明をしてもらうことができました。
細かな木材と仕上げのニュアンスは写真では分かりませんので、実物を見るのはとても大事だと再認識しました。
Yチェアを購入される方は、オンラインショップで注文する前にショールームなどで実物を見て比較して、納得してから注文することをおすすめします。
購入したチェアとテーブルの木材と仕上げの組み合わせ
わたしが実際に青山のショールームに行って決定した、Yチェアの木材と仕上げの組み合わせです。
<CH24(Yチェア)>
木材:ビーチ
仕上げ:ソープ仕上げ
座面:高さ45cm、ナチュラルペーパーコード
ダイニングテーブルについては、木材と仕上げがデフォルトで決まっていましたので、下記の組み合わせになりました。
<BA103(プレルディア・ラウンドテーブル)>
木材:オーク
仕上げ:オイル仕上げ
チェアとテーブルの脚の木材と仕上げが異なりますが、実際にショールームで合わせてみたところ、違和感がなく、店員さんもおすすめの組み合わせだったことから、チェアとテーブルの脚はそれぞれ別の仕上げを選択しました。
Yチェアの「ビーチ材&ソープ仕上げ」は人気の組み合わせで、淡い木材の色とサラサラした手触りがとても心地よく感じました。とにかく肌触りが最高で、ずっと触っていたくなるくらいでした。
座面の高さは、標準となっている45cmの座り心地がよく身長にも合ったため、45cmに決めました。
ダイニングチェア「CH24(Yチェア)」の紹介
カールハンセン&サンのオンラインショップから購入して約3~4週間後、商品が到着しました。
まずは椅子の全体を見ていきます。ビーチ材&ソープ仕上げの色味と肌触りが最高で、曲線で構成されたデザインがとても美しいです。
Yチェアのディテールをみていきます。
座面は、ナチュラルペーパーコードです。捩じった紙を職人さんが編みこんでいます。耐久性がある、座るたびに体に馴染んでくる、軽い、といった特徴があります。
商品に取り付けられていた説明書きです。
日本語の取り扱い説明書・メンテナンスの案内も付属していました。
カールハンセン&サンのロゴ、デザイナーであるHans J Wegner(ハンス・J・ウェグナー)のサイン、Made in Denmarkとシリアルナンバーが記載されたタグが貼り付けられていました。
ダイニングテーブル「BA103 プレルディア・ラウンドテーブル」の紹介
次に、ダイニングテーブル「BA103 プレルディア・ラウンドテーブル」の全体を見ていきます。
こちらはYチェアによく合うデザインで、Yチェアと同じデザイナーがデザインしたようにみえますが、デザイナーは1977年生まれのアメリカ人デザイナー、Brad Ascalon(ブラッド・アスカロン)で、比較的新しい商品です。
天板は真っ白なラミネート製、脚はオーク材&オイル仕上げです。
テーブルの脚は、天板の下でクロスする特徴的なデザインです。
接合部も美しいです。
テーブルの天板が真っ白なので、淡い色味のビーチ材&ソープ仕上げのYチェアとも合いました。(写真で見ると、椅子の脚とテーブルの脚の色味の差が際立ちますが、実際に見ると馴染んでみえます。)
天板の裏には、カールハンセン&サンのロゴ、Made in Denmarkとシリアルナンバーが記載されたタグが貼り付けられていました。
ダイニングテーブル「BA103」の円形の天板は直径110cmで、2人での使用はもちろん、4人~5人でも問題なく食事ができるサイズです。大きすぎず、小さすぎず、ダイニングテーブルとしてちょうどよいサイズだと言えます。
気になるお値段は?
わたしが購入したYチェア「CH24」とダイニングテーブル「BA103」の価格は下記の通りでした。(ショールームの店員さんに聞いたところ、為替相場によって価格は頻繁に変更しているようです。)
<ダイニングチェア>
CH24(ビーチ/ソープ/ナチュラルペーパーコード) →91,300円
4脚購入で365,200円
<ダイニングテーブル>
BA103 (オーク/オイル) →276,100円
<合計>
641,300円
カールハンセン&サンのチェアは、同じモデルでも材料と仕上げによって値段が異なります。わたしが気に入って購入した「ビーチ材、ソープ仕上げ」は、Yチェアの中でも比較的リーズナブルな価格でした。
材料・仕上げ別の価格については、公式サイトのオンラインショップに記載されていますので、興味のある方は下記のリンクからご覧ください。
ダイニングチェア(CH24)価格(→公式サイト)
ダイニングテーブル(BA103)価格(→公式サイト)
まとめ:カールハンセン&サンの名作チェア「CH24(Yチェア)」とダイニングテーブル「BA103 プレルディア・ラウンドテーブル」を購入しました
ずっと憧れていた「カールハンセン&サン(Carl Hansen & Søn)」の「CH24(Yチェア)」とそれに合うダイニングテーブル「BA103」を手に入れることができて満足しています。
安価で壊れやすい家具を何度も買い替えるより、少し高いですが品質が保証されデザインが優れた家具を末永く使っていく方が、人生のクオリティが上がるのではないかと考え購入を決断しました。
一生モノの家具ですので、しっかりと手入れをしながら、これから大事に使っていきたいと思います。
これからYチェアを購入しようと考えている方には、下記の「Yチェアの秘密」という本がおすすめです。Yチェアの歴史や人気の秘密など、とても詳しく説明されています。