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TOEIC S&Wテストを初めて受験しました。受験当日の様子について!
2017年6月11日、TOEIC S&Wテストを初めて受験しました。TOEIC L&Rテスト(通常のTOEICテスト)では、コンスタントに900点を超えることができるようになりましたので、そろそろTOEIC L&Rテストからも卒業して、新しい刺激を受けてみたいと感じたからです。
今回の記事では、TOEIC S&Wテストを初めて受けた当日の流れについて、今後受験される方の参考のためにシェアしたいと思います。学習方法などについては、また別途記事にしてみたいと思います。
受験会場は、赤坂見附の「IIBCテストセンター」でした。
TOEIC S&Wテストは、受験会場を自分で選択することができます。わたしは東京都内に住んでいますが、東京都内には多くの受験会場があります。しかしながら、わたしがテストを申し込んだのは締切間際だったため、満席の会場が多く、あまり選択の余地はありませんでした。
本来ならこの赤坂見附の会場は最寄りの会場ではありませんでしたが、空いている会場の中で自宅から最も近かったため、今回は、この会場を選択しました。
「IIBCテストセンター」のIIBCは「国際ビジネスコミュニケーション協会」の略称で、日本でTOEICを運営している一般財団法人です。その本社が入居しているビルに併設されている「IIBCテストセンター」は、日本中の受験会場でも最も設備が整っているのではないかと思い、この会場を選択したという理由もあります。
実際、受験会場もきれいで、設備も整っており、係員もとても慣れていました。
試験開始までの様子について!
TOEIC S&Wテストは、「午前の部」と「午後の部」があり、申し込み時に自由に選べるようになっています。わたしは、朝が苦手なので14時から始まる「午後の部」を受験しました。試験自体は14時から開始しますが、受付は13時15分~13時30分までの間に行わなければなりません。その時間を過ぎると受験できなくなるようです。
わたしは、TOEIC L&R(通常のTOEIC試験)と同様に試験会場付近まで早めに行き、近くのカフェで軽く勉強をすることにしました。赤坂見附付近にはたくさんカフェがありますので、とても便利でした。
カフェに着いたのは11時くらいでした。カフェにはTOEIC S&Wを受けるであろう方が3人もいました。皆さん、大きな公式問題集を広げていたのですぐに分かりました笑。
ここでわたしが事前に勉強した事は、英語に慣れるために問題集のサンプルアンサーを聞いたり、実際に自分で声に出さずに問題に答えたりするという練習です。普段は英語をあまり使用しない仕事のため、直前に英語に慣れるというのは自分にとって重要な練習でした。
そして、13時頃に会場に向かいました。
赤坂見附の「IIBCテストセンター地下1F」の様子!
「IIBCテストセンター」の試験会場は赤坂見附の「山王グランドビル」にあります。日本でTOEICを運営する「IIBC」の本拠地だけあって、同じビルのなかに地下1階と地上9階に2つのテストセンターがあり、申し込み時にどちらか選択できます。
わたしが申し込んだ時には、地下1階にしか空きがなかったため、地下1階で受験をしました。
試験当日は日曜日のため、ビルは休館日になっていました。そのため、地下1階の通用口で守衛さんにTOEIC受験の旨を伝え、入館のサインをして入館する必要がありました。
「IIBCテストセンター」の受験会場のエントランスは地下1階の一番奥にあります。
エントランスを入るとすぐに受付のカウンターがあり、そこで氏名を伝えます。そうすると、受験番号が記されたカード、注意事項が書かれたシート、宣誓書とアンケートが配られます。受験番号は、先着順に決められるようです。早く来た人から順に受験できます。
そして、壁際にあるロッカーに身分証以外のすべての荷物を入れ、受験番号が書かれたベンチに座ります。ベンチとロッカーは50人分くらいありました。病院の待合室のような雰囲気で、ベンチは背もたれのないベンチです。
そして、注意事項を読みながら、宣誓書とアンケートに記入します。宣誓書には、このテストの内容は他言しないこと、などが書かれています。(よって、このブログでもテストの内容には触れません笑)
13時30分の受付締め切り時間になると、係員から注意事項の説明がありました。
今日は、全員で約30人の受験生が集まっていました。到着順にベンチに座りますが、A~Dまでゾーンに分けられ、実際にこれから受験する部屋もこのゾーンごとに分かれて受験することになりました。
受験生の内訳は、女性と男性が半分ずつくらいでした。男性は40代以降のおじさんが多く(もちろん若者もいます)、女性は20代のお姉さんが多かった気がします。(なぜか美人が多かったです笑。)
係員からの説明が終わると、早く会場に着いた方から写真撮影が始まります。写真はWEBカメラで撮影されますが、プロが使用するような円形のライトが設置されており、キレイな写真が撮影されます。(撮影された写真は、テストを受ける前に自分の画面に映し出されます。)
写真撮影のあと、待合室に隣接した部屋にある試験会場に向かうことになります。
気になる試験会場の様子は?
試験会場は、各受験生ごとにブースで区切られています。ブースの高さは高く、隣の人の様子は全く見えません。ブースの列とブースの列は背中合わせになっているので、振り向けば後ろの人の様子は見ることができます。(もちろん試験中は振り向いたりする必要はありませんが。)
ブースとブースの距離はとても近いので、他の人の声はとてもよく聞こえます。聞こうと思えば、その内容まで聞こえます。いざ試験が始まってしまうと、自分が回答するので精一杯で他の人の声などは気にならなくなるでしょう。
しかしながら、最初に会場に着いた受験生や、最後に会場に着いた受験生は自分の声だけが会場に響き渡ることになるので、とてもやりづらいと思います笑。特に、最後に会場に着いた受験生は、皆がライティングを行っている中で回答しなければならないため、普通の日本人的なメンタルの持ち主であれば、けっこう緊張するのではないかと思います。
この他人の声が丸聞こえであるという受験会場のシステムについては、是非、何かしらの対策を取ってもらいたいところです…。
そして、画面の指示に従いマイクの調整をしたのち、テストが始まります。
TOEIC S&W試験について!
残念ながら、TOEIC S&W試験の内容についてはブログなどで公開することができませんので(前述のように試験内容は公開しないように宣誓書を書かされています。)、具体的な内容については書かないことにします。
問題とは関係がなく、当たり障りのない単なる感想だけメモをしておきます。
スピーキング
・音読問題
→音読問題は、特に問題なくできました。練習に使用した問題集よりも文字数が少なく、結構時間があまりました。
・写真描写問題
→写真描写問題は途中で言うことがなくなり、少し時間が余ってしまいました…。
・応答問題
→苦手です。3問ありますが、1問完全に無回答でフリーズしてしまいました。全体的にかなり点数が悪いと思います。
・提示された情報に基づく応答問題、解決策を提案する問題
→出来る限り何か言おうとしました。しかし、あまり良い回答が思いつかず、同じことを何度も繰り返し言ってしまいました。
ライティング
・写真描写問題
→これは問題自体が比較的簡単なため、出来ていると思います。
・Eメール作成問題
→こちらも概ね問題ないと思います。
・意見を記述する問題
→問題の意図が良く分かりませんでした…。しかし、自分が解釈した問題の意図で300字書きました。もしかしたら、まったく的外れな回答を300字も書いてしまったかもしれません。
TOEIC S&W試験後の感想は!?
今回、初めてTOEIC S&W試験を受験しましたが、TOEIC L&R試験(通常のTOEIC試験)と比べて「あっという間に試験が終わった」という感じがします。
特にスピーキングテストは、回答時間がとても短く、どんどん問題が進んでいきます。そして、後から考えるとああ言えば良かったと後悔するのですが、試験中はそんな後悔をする暇もなく進んでいきます。
ライティングテストも、最後の「意見を記述する問題」は30分も時間があるのですが、実際に目安である300字を書こうとすると、30分はあっという間に経過します。
時間が短いせいか、終わった後の疲労度は、TOEIC L&R試験(通常のTOEIC試験)と比べるとあまりありません。少し物足りない感じもします。しかし、自分で能動的に行うテストですので、若干清々しいような気持ちになります。
今後もTOEIC S&W試験を受けたいか!?
今回初めてTOEIC S&Wテストを受けてみて、至らなかった点や改善すべき点が見えてきました。問題形式もよく分かりましたし、会場の雰囲気も分かりました。
しっかりとTOEIC S&W試験の対策をしてから、またTOEIC S&W試験の受験をしてみたいと思います。
ただし、このテストは受験料が10,260円(税込)と、とても高いので毎回受けるわけにはいきません。(受験料が安くならない限り)今後はおそらく、半年に1回か1年に1回の頻度で受けていこうかと思っています。
まだ、TOEIC S&Wテストを受験されていない方も、1回くらいは経験として受けておいても面白いのではないかと思いました。
今回のテストのために私が購入した参考書。
今回のTOEIC S&Wテストの対策は、試験前1週間だけ行いました。その時、有益だった参考書と問題集を4冊、下記に列挙しておきます。これらについては、また別の記事でもシェアしたいと思います。
試験形式と採点基準を知るために、公式問題集「TOEIC Speaking & Writing 公式 テストの解説と練習問題」は必須。
「TOEICテストスピーキング/ライティング総合対策」は薄い本であり、短期間で全体的にまんべんなく学習ができる。薄い本にエッセンスが詰め込まれている感じです。
「頂上制覇 TOEIC(R)テスト スピーキング/ライティング 究極の技術」は、解答のサンプルやテクニックなどが詳しく掲載されている。特にライティングのテクニックについてはとても有効でした。著者もTOEICに精通しており、信頼できます。
「CD-ROM付TOEICスピーキングテスト リアル模試15回」はパソコン上で受けられる模試です。15回分の模試が本番と同じような画面で受けられます。実践的であり、試験形式を知るためにも、絶対に購入したほうがよいです。15回も模試があり、サンプル解答も充実していますので、とてもお得です。