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スタディサプリTOEIC対策コース「実践問題集」をやってみた!(リスニング編)
わたしは、2017年8月にリリースされたばかりの「スタディサプリENGLISHのTOEIC対策コース」を毎日のように活用しています。
今回の記事では「スタディサプリENGLISHのTOEIC対策コース」のメイン講座のひとつである「実践問題集」を実際にやってみましたのでレビューしてみたいと思います。
スタディサプリENGLISHでの「実践問題集」とは、いわゆるTOEICの模擬試験になります。
下記は「スタディサプリENGLISH TOEICL&Rテスト対策コース」の公式サイトから抜粋した文章です。
ここには「TOEIC公式問題集を作成しているスタッフによる厳選されたオリジナル演習問題」とあります。
TOEICの公式問題集を作成しているスタッフが問題を作成したというのは、にわかに信じられないくらい驚きました。スタディサプリENGLISHは民間企業のリクルート社のサービスにも関わらず、ほとんど公式問題集の問題のクオリティを確保しているということに等しいのだと考えられます。
そう考えると、今回体験してみる「実践問題集」の期待が高まります。
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スタディサプリENGLISHの「実践問題集」とは?
「スタディサプリENGLISHのTOEIC対策コース」のメイン講座は、下記の画像にあるように「パーフェクト模試」「実践問題集Vol.1」「TEPPAN英単語」「パーフェクト講義・英文法編」の4つから構成されています。
今回紹介する「実践問題集 Vol.1」は、いわゆる「TOEICの模擬試験」になります。
TOEICの模擬試験として、パート1からパート7までの問題が、本番の試験と同じように200問用意されています。今回、実際に体験してみて、スマホやパソコンの画面で問題を解けるような様々な工夫がみられました。実際の試験はもちろん紙ベースで行われますので、スマホやパソコンで模擬試験を解くメリットもあればデメリットもありました。
次の章から、それぞれのパートごとに詳しくレビューしていきたいと思います。
パート1
特筆すべきは、全てのパートにおいてスキマ時間でも学習しやすいように、設問が細かく分割されて用意されていることです。具体的には、パート1は全部で6題ありますが、下記の画面のように「Q1~3」「Q4~6」までと、3題ずつ分割して学習できるようになっています。
わたしは、TOEICの模擬試験を解く時には一気に解かず、分割して学習することを推奨していました。よって、適度に分割された「スタディサプリ」の構成は、自分の学習法にとてもフィットしました。(参考:TOEICの公式問題集は分割して学習しよう!)
下記の画面のように、パート1は「問題演習」「ディクテーション」「シャドーイング」ができるようになっています。関正生先生の講義を聞けば分かるのですが、関先生はディクテーションをかなり推していますのでこのような構成になっているのでしょう。
模擬試験としてメインのコンテンツは「問題演習」です。最初は「問題演習」を進めていきましょう。
下記は、パート1の「問題演習」の画面です。本番の試験と同様にパート1の問題の音声が流れますので、画面の写真を見て正解をタップします。画面を見て分かるように、とても問題を解きやすいです。ナレーションの速度も「遅い」「普通」「速い」の3段階から選択することができます。音声は「再生ボタン」をタップすることで、何度も聞くことができます。
回答をタップすると、下記の画面のように解答と解説が表示されます。
解答の画面にある「再生ボタン」を押すと、何度でも問題文を聞きなおすことができるので復習に便利です。iPadなどの携帯プレイヤーで操作するのと異なり、頭出しをする必要はありませんので、時間の節約になり効率的です。
パート1のまとめ:
・すきま時間に学習しやすいように、3問ずつ分割されています。
・画像を見て、4つの選択肢から選ぶ形式なので、スマホとの相性はとても良いです。
・解答・解説の画面で音声をタップひとつで自由に再生できるのはとても便利でリスニングの勉強になります。
パート2
パート2もパート1と同様に、すきま時間で学習がしやすいように4問ずつ分割されて収録されています。
パート2は、TOEICのパートの中で唯一、問題用紙に英文が印字されていないパートです。音声を聞いて回答を選ぶというシンプルな形式であり、スマホとの相性はとても良いです。下記画面のような単純な構成になっています。
解答と解説では、再生ボタンを押すと何度でも問題文を聞くことができます。
パート2では、質問文の最初の疑問詞が聞き取りにくいことが多々あります。何度も何度もナレーションの声を繰り返し聞くことで学習効果が上がりますので、この機能はとても便利でした。
パート2のまとめ:
・すきま時間に学習しやすいように、4問ずつ分割されています。
・解答・解説の画面で音声をタップひとつで自由に再生できるのはとても学習効果が高いです。
・問題は、最近出題傾向の多い「質問と回答の距離が遠い問題」もいくつか含まれており、本番試験に準拠していることが分かります。
パート3/パート4
パート3とパート4の形式はほとんど同じですので、まとめてレビューします。
「実践問題集」のパート3・4は、本番の試験の構成と大きく異なる点があります。
それはスマホやパソコンで回答するという特性上、「先読み=前の問題の問題文が流れている時に、次の問題の問題文と選択肢をあらかじめ読んでおくこと」ができないことです。
そのため、このスタディサプリENGLISHのパート3とパート4の「実践問題集」を解くには少し慣れが必要でした。
パート3とパート4もすきま時間に学習しやすいように、1題(1つの問題と3つの設問)ずつ学習できるようになっています。
パート3とパート4でも「問題演習」「ディクテーション」「本文チェック」「シャドーイング」ができるようになっています。今回は「問題演習」についてみていきます。
パート3とパート4のメイン画面は下記のようになっています。
上部に再生ボタンと速度調整ボタン、下部に設問と選択肢が表示されています。設問と選択肢は1つの問題に対して3つありますので、左右にスライドすることで、他の設問へと移動することができます。
パート3とパート4に関しては、本番の試験とはレイアウトが違いますので、問題文と選択肢を先読みするのは少し慣れが必要でしょう。
前述した「先読み」についてですが、「先読みをしない受験者」と「先読みをする受験者」では操作方法を変える必要があります。
・「先読みをしない受験者」はそのまま学習をすれば大丈夫です。
・「先読みをする受験者」は、問題が始まるとすぐに自動的に問題が流れますので、いったん「停止ボタン」を押して問題文を停めてから先読みをして、再び「再生ボタン」を押して問題文を聞く、という手順が必要です。
個人的には、スタディサプリで学習するときは、普段先読みをする受験者も、先読みをしないで問題に挑戦してみた方が学習効率が上がると感じました。スタディサプリでは、先読みをしないことが前提でアプリが作られているからです。
パート3とパート4の解答と解説は下記の画面のようになっています。
3つの設問とその答えは、左右にスライドすることで画面を切り替えることができます。もちろん、解説も詳しく掲載されていました。
左下にある「問題文を確認」のボタンを押すと、問題文の英文と和訳をみることができます。
パート3・パート4で、とても便利な機能は「本文チェック」というトレーニングです。
本文チェックでは、音声を聞きながら英文と日本語約を確認することができます。
下記のように、1文1文がすべて独立しており、聞きたい部分の英文の音声を何度も繰り返し聞くことができるという非常に便利な機能です。これは、スマホでの学習ならではのメリットだと思います。
また、解説の項目では、難しめの単語やイディオムの日本語訳を見ることができます。
パート3・パート4のまとめ:
・すきま時間に学習しやすいように、1題ずつ分割されて収録されています。
・スマホやパソコンという特性上、「先読み」の練習をすることは(出来ないことはないですが)困難です。
・スタディサプリでは、先読みなしで学習することをおすすめします。
・本文チェックの機能で、苦手な文章を何度も繰り返し聞くことができるため、学習効果が高いです。
まとめ
・問題のクオリティと難易度は本番にかなり近いと感じました。
・「実践問題集」はTOEICの模試ですが、学習しやすいように適度に分割されていますのでとても気楽に模試が受けられました。
・音声をタップひとつで繰り返し何回も聞くことができる機能がとても便利でリスニングの学習の役に立ちます。
・リスニングパートでは、特にパート3と4は紙ベースの問題集と構成が異なります。少し慣れが必要ですので、無料体験で試してみることをおすすめします。
・現在は「実践問題集Vol.1」のみですが、問題は今後どんどん追加されるようです。そうなると市販の模擬試験を購入するよりもコストパフォーマンスが高くなりそうです。
・「スタディサプリENGLISHのTOEIC対策コース」は、今のところ7日間も無料体験ができます。無料体験ではぜひ「実践問題集」も体験してみてください。
・無料体験申し込みや講座の詳細は、下記の公式へのリンクからできます。無料体験の申し込みは5分程度で完了し、申し込み終了後、すぐに無料で講座の視聴を開始できます。
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後編:リーディング編はこちらから
「スタディサプリ TOEIC対策コース」のレビュー一覧
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