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大人が夏風邪になったら、とんでもない辛さだった件!
今までの人生で、夏に風邪を引く、いわゆる「夏風邪」というものにはなったことはありませんでした。
しかし、今年7月に初めて夏風邪を体験しました。初めての夏風邪はとても苦しく、熱もなかなか下がらず、いつ治るのか不安でした。夏風邪との闘病中、様々な方の夏風邪体験記をみました。わたしの今回の経験が今後何らかの参考になればと思い、記録として残しておきたいと思います。
※本記事は、あくまでもわたし自身の経験ですので、ご自身が夏風邪等にかかった場合は医療機関等を受診するなどご自身の責任でお願い致します。
前兆
なぜ夏風邪にかかったのか、どこで感染したのか、思い当たる節は全くありませんが、夏風邪を発症した3日前くらいに前兆のようなものがありました。
その日はとても外が暑かったのですが(おそらく33度くらいあったと思います)、わたしは所用でその暑い中を1時間ほど歩きました。汗だくになりながら用事を済ませ、地下鉄に乗りました。
地下鉄に乗ると汗が止まらなくなり、急にとても気持ち悪くなり、地下鉄に酔ってしまいました。普段、地下鉄で酔うことなどめったになく、この時から少し体調の悪さを感じ始めました。
発症した当日!
体温 夜: 39.8°
発症した当日の昼頃から夕方にかけて、少し倦怠感のようなものを感じ、仕事に集中できませんでした。その時は少し体調が悪いくらいにしか思っていませんでしたが、自宅に帰ってから突然、ひどい悪寒を感じました。
経験から、これは絶対に熱がでていると思い、体温計で熱を計ったら37.3°でした。
その後、10分単位でみるみるうちに寒気がどんどんひどくなり、夏の暑い時期にも関わらず、布団にくるまらなければいられないくらいになりました。そして、体温は1時間後には38.0°を超え、2時間後には39.0°を超えました。
ここまで急激に体温が上がったことは記憶になく39.0°を超えたことも記憶にないくらいでしたので、とても心配でした。悪寒、頭痛、吐き気、喉の痛みが急激にひどくなり、ベッドでうずくまることしかできない状態になりました。
不思議なことに、これだけ気温が高い夏に(エアコンは付けていませんでしたので室内気温は30度はあったと思います)、布団にくるまっているにも関わらず、汗は全く出ませんでした。明らかに体温調節機能がおかしくなっていることが分かりました。
結局、体温は最高で39.8°まで上がりました。
家にある解熱鎮痛剤であるロキソニンを飲むか迷いましたが、熱は下げない方が治りが良いと思ったことやインフルエンザだった場合、ロキソニンを飲むとインフルエンザ脳症になる可能性があり危ないと聞いたことがあったため、とりあえず薬は何も飲まないで様子を見ることにしました。
熱も40度近くあり、頭痛も酷く、この日の夜は何も食べることができませんでした。ポカリスエットで水分補給することは欠かしませんでした。
この日は、苦しくてほとんど眠ることができませんでした。ひたすら、熱が下がるのを我慢しながら待つという状態でした。
発症後、1日目の様子!
体温 朝: 39.0°
苦しさで、ほとんど寝られないまま2日目の朝を迎えました。相変わらず体温は39.0°台をうろうろしています。この日は平日だったのですが、仕事ができる状態ではなかったので、仕事は休みました。
そして、近所の内科に行きました。今までの経験上、自分で我慢したり市販の薬を飲むよりも、風邪にかかりかけの時に医者に行った方が治りがよいと思ったからです。しかし、熱が39°もある中で病院に行くのはつらいですね。
内科では、喉の腫れを指摘され下記の3種類の薬と抗生物質を出されました。それは「ロキソニン」と「トラネキサム酸」と「セフジトレンピボキシル錠」です。「ロキソニン」は解熱鎮痛剤、「トラネキサム酸」はのどの炎症を抑える薬、「セフジトレンピボキシル錠」は抗生物質ですね。夏風邪はほとんどウィルスが原因なのですが、抗生物質を出されたのはのどの炎症がひどかったから細菌による二次感染を防ぐためということのようです。
体温 昼: 38.5°
内科から自宅に戻った後も、熱が相変わらず高く頭痛が酷かったので、すぐにロキソニンを飲みました。ロキソニンが効いたのか、熱は少しだけ下がり38.5度くらいになりましたが、頭痛はあまり良くなりませんでした。今回の風邪は、とにかく頭痛がきつかったです。
体温 夜: 39.0°
夜になって、解熱鎮痛剤の効果が切れてきたのか、熱がまた上がり、39.0°になってしまいました。発熱に伴って、頭痛、だるさも昼間よりひどくなってきました。
発症して、丸一日が経過しましたが、まだまだ苦しさは続きました。
発症後、2日目の様子!
体温 38.0°〜39.0°
昨夜も頭痛と発熱によるだるさであまり寝られませんでした。熱は、相変わらず38.0°〜39.0°あります。頭痛がひどく、日常生活をまともに送れなかったので、解熱鎮痛剤であるロキソニンを飲みました。熱はほんの少しだけ下がりましたが、頭痛の痛みはあまり変わりませんでした。
この日も仕事ができる状態ではなかったため、仕事を休みました。ただひたすらベッドに横になる生活です。頭痛がひどいので何も他のことができません。
幸いなことに、お腹の調子だけはずっと良かったです。下痢にもなることもなく、食べ物だけはしっかりと食べることができました。
発症後、3日目の様子!
体温 37.5°〜38.5°
朝は相変わらず熱があり、38.0°〜38.5°くらいでした。
この時点での症状としては頭痛と喉の痛みです。とくに頭痛はとても苦しかったです。
しかし、昼から夕方にかけて、少しずつ頭痛の症状が軽くなり始めました。発症してから頭痛がここまで軽くなったのは始めてです。しかし、熱は依然として37.5°〜38.0°くらいありました。
頭痛が軽くなったことで、かなり身体が楽になりました。しかし、まだ熱が下がらないので油断は禁物です。
発症後、4日目の様子!
体温 朝: 37.5°
発症後、4日目の朝です。朝は頭痛で目が覚めました。体温は37.5°くらいでした。今までと比較すると、だいぶん熱が下がってきたように思えます。しかし、まだ37°以上ありますので、完全には治っていないのでしょう。
頭痛があったため、ロキソニンを飲んだところ、頭痛は完全に治りました。昼間から夕方にかけては症状もかなり治ってきて、普段通りの生活ができるようになりました。おそらく、完全に治るまであと少しだと思われます。
体温 夜: 36.5°
夜になると、体温がついに37度を切りました。体調もかなりよくなりましたので、この状態が続けば完治が望めます。
発症後、5日目の様子!
体温 朝: 36.5°
発症後、5日目です。熱は平熱に戻りました。
しかし、この日は朝から頭痛がとてもひどかったです。これが今回の夏風邪による頭痛なのか、もともとの持病である片頭痛の頭痛なのか分かりませんが、今までにないくらいの痛みでした。あまりに痛すぎるため、脳関係の病気に罹っているのではないかと心配になったくらいです。
ネットでいろいろと調べてみると、夏風邪の延長として、ウィルス性の髄膜炎という恐い病気もあるようです。今回は本当に頭痛がひどかったので、とても心配でした。(わたしは片頭痛持ちなので、片頭痛の痛みはよくわかっていますが、今回はその片頭痛の痛みよりも痛く違う種類の痛みのようでした。)
藁にもすがる思いで、片頭痛の薬を飲んでしばらく仮眠を取りました。
夕方には、頭痛はよくなっていました。熱もなく、頭痛も無いとなると、今回の夏風邪はこれで治ったといえるでしょう。念のため安静にしながら様子を見ることにします。
ちなみに、今回の夏風邪では、食欲は普通にあったにも関わらず、3kgも痩せました…。
発症後、6日目の様子!
体温 朝: 36.5°
発症後6日目です。完全に回復しました。発熱も頭痛もありません。
39.8度の熱が出てから完治するまで約1週間かかりました。やはり夏風邪は治るのに時間がかかりますね。しかし、熱が下がらない時は本当に治るのか、とか別の病気だったらどうしようとか思いましたが、無事に治ってよかったです。
まとめ
・夏風邪の症状が完治するまで、約5日かかりました。
・主な症状として、発熱、頭痛、喉の痛みがありましたが、特に発熱と頭痛がひどかったです。
・熱は今まで経験したことがないくらい高くまで上がりました。しかも、熱が高い状態が4日間も継続しました。
・解熱鎮痛剤を飲むと症状が軽くなったので、医師の判断のもと処方されたのであれば使用してみると良いでしょう。闘病生活がだいぶ楽になります。
・この夏風邪が何のウィルスが原因だったのかは調べていないので分からないのですが、個人的に類推すると「アデノウィルス」ではないかと思っています。しかし、子供とも接していないため、感染源は不明です。
夏風邪の予防法
今回、夏風邪でかなり苦しい思いをしました。もう二度とこのような苦しさを体験したくありませんので、自分なりに対策を考えてみました。
今まで、風邪は冬にかかるものだと思っていましたので、夏にうがいなどはしていませんでした。しかし、今回の夏風邪を踏まえて、夏場にも手洗いとうがいを徹底しようと思います。
今回は、おそらくどこかからアデノウィルスをもらってきたのが原因です。帰宅したときには下記の強力な除菌剤である「手ピカジェル プラス」を使用することを徹底します。そして、別容器にも「手ピカジェル プラス」を移して持ち歩きます。
夏風邪は、だいたい喉の症状から始まります。少しでも喉に違和感があったら、トローチで殺菌しようと思います。そのために、カバンの中に常に携帯します。
また、のどの症状の緩和によいと評判の市販薬「ペラックT錠」と「のどぬーるスプレー」も自宅に常備しました。
外食など、衛生状態が怪しい食器や箸などがあったら、ウェットティッシュで除菌します。そのために除菌ウェットティッシュを持ち歩きます。
風邪に対しては引き始めが重要だと思いますので、今後はひどくなる前に最大限の対処をするように心に誓いました。