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TOEICテストで高得点をとるための最適な時間配分について!
TOEICテストは、2016年5月から「新形式」となりました。
TOEICの主催者であるETSは「旧形式」と「新形式」との難易度の差はないと回答していますが、TOEIC受験生の間では確実に難易度は上がったと言われています。
変更後のTOEIC L&Rは変更前より難しくなってしまうのではないですか?
→どちらも難易度は変わりません。テストの難易度に変化が生じないよう、ETSのテスト開発の専門家が調査、検証を重ね設計しています。
(TOEIC公式サイト Q&Aより)
特に、Part5~7の「Reading(リーディング)セクション」は文章量が増加するなど難化しており、制限時間内に終わらせることが非常に難しくなりました。
そのためには、テストを受ける前に、時間配分をしっかりと計画しておかなければなりません。わたしは、「公式問題集」や実際のTOEICテストを何度か受けて自分なりの時間配分を決定しました。
時間配分はその人の実力や目標点数によって、それぞれ適した配分があります。
今回の記事では、TOEICの点数が900点前半のわたしの時間配分を参考としてシェアしたいと思います。
「Reading(リーディング)セクション」の時間配分!
Part5
→10分
Part5は30問ですので、1問あたり平均20秒で回答します。
実際には、簡単な問題は5秒で回答、難易度の高い問題は30秒で回答、など問題によって回答時間は異なります。しかし、全体としては30問を10分以内で解けるようにしたいところです。
Part5で時間をかけすぎると、Part7で時間が足りなくなります。特にPart5については試験中にいくら考えても文法や語彙を知らなければ解けない問題が多いです。よって、分からない問題に固執しすぎずに、割り切ってどんどん進めていくことが大切です。
Part5で時間をかけて悩むより、時間があればあるほど正答率が上がるPart7で時間をかけた方が得点が高くなる可能性が高いです。
最近は13:46からリーディングが開始する場合が多いです。よって、Part5は13:56までに終わらせるようにしています。
Part6
→8分
Part6の問題は、4題出題されます。1題あたり4問の設問がありますので、問題としては16問あります。ここでは、1題あたり2分で回答します。
単純計算すると、設問1つあたり30秒で解きます。
問題形式はPart5に類似していますが、文章を読んで文脈を考えなければならない分、時間がかかります。こちらのPart6の問題も、Part7に時間をかけるために、分からない問題に悩みすぎないようにしましょう。
TOEIC試験を時間通りに終わらせるためには、Part5とPart6をいかに早く解答できるかにかかっています。
Part6は合計で8分かけられますので、14:04までに終わらせるようにしています。
Part7
→57分
Part7は、合計すると約15題(54問)の問題が出題されます。そのうち、「SP(シングルパッセージ)」は10題(29問)、「DP(ダブルパッセージ)」は2題(10問)、「TP(トリプルパッセージ)」は3題(15問)出題されます。
SP(シングルパッセージ)
→25分
「SP(シングルパッセージ)」は10題(29問)出題されます。
単純計算すると、1問あたり約50秒かけることができます。
基本的には前半の問題が簡単で、後半にいくほど難易度が高くなります。簡単な問題や文章が短い問題はできるだけ早く処理し、難易度の高い問題に時間をかけられるようにしましょう。
Part7では、NOT問題と呼ばれる「~でないのはどれか?」という問題が出題されます。これを解くには文章全体から全ての選択肢を照らし合わせて解答の根拠を見つけなければなりませんので、通常の問題を解くよりも時間がかかります。
TOEIC初心者の方でいつもどうしても時間内に終わらない受験生は思い切ってこのNOT問題を捨てるという手もあります。
SP(シングルパッセージ)は25分かけられますので、14:29までに終わらせるようにします。
DP(ダブルパッセージ)
→10分
「DP(ダブルパッセージ)」は2題(10問)
単純計算すると、1問あたり1分で解くことになります。
ダブルパッセージは文章量が多くなるために、シングルパッセージよりも回答するのに時間がかかります。また、ダブルパッセージの特徴としては、複数の文章を関連付けて読まなければなりませんので、文章をより深く理解していなければ解くことができません。
多くの公式問題集を解くことによって形式に慣れ、時間内に解けるように練習しましょう。
DP(ダブルパッセージ)は10分かけられますので、14:39までに終わらせるようにします。
TP(トリプルパッセージ)
→22分
「TP(トリプルパッセージ)」は3題(15問)
「新形式」から新しくできた「TP(トリプルパッセージ)」です。1題にに3つの文章が含まれます。
単純計算すると、1題あたり8分、1問あたり1分95秒程度かけられます。
「TP(トリプルパッセージ)」の問題が文章量が最も多く、一番時間がかかります。しかも、このTOEIC試験の最も最後の問題ですので、とても疲労しています。その中で時間内に解くためには、やはり公式問題集で練習することが効果的でしょう。
個人的には、「TP(トリプルパッセージ)」も「DP(ダブルパッセージ)」も文章の難易度は変わらないと感じています。ただ、文章量が多くなったことにより、「DP(ダブルパッセージ)」よりも時間がかかります。
TP(トリプルパッセージ)は22分かけられますので、15:01までに終わらせるようにします。
時間配分の工夫について!
時間配分の工夫としては、下記の点が挙げられます。
- あらかじめ、自分なりの時間配分を決定しておく。
→試験中に漫然と問題を解き進めても時間が足りなくなります。必ず自分なりの時間配分を決めておきましょう。
- 分からない問題があれば、躊躇なくとばす。
→分からない問題に時間をかけて不正解になるよりも、最後まで問題をといて簡単な問題を確実に正答したほうが点数が上がる場合が多いです。
- 上手に塗り絵する。
→分からない問題のとばし方として、適当に塗り絵(マーク)するのではなく、分からないなりにも、問題文と設問を軽く読み、それらしい(辻褄があう)回答をマークしましょう。
公式問題集で自分の時間配分を確立しよう!
自分なりの時間配分を確立させるためには、新形式の公式問題集を使用するのが一番です。
公式問題集はTOEICの試験問題を作成しているETSが作成した唯一の模試ですので、難易度も形式も本番とほぼ同じです。よって、試験の時間配分を試験本番以外で確立させるには公式問題集を使用するしかありません。
注意点として公式問題集は現行のTOEIC試験と同じ「新形式対応」の書籍を選びましょう。
下記の3冊が「新形式対応」の公式問題集です。TOEICで高得点を取りたい方は全て購入された方がよいですが、まずは新しい順(上から新しい順に並んでいます。)に購入していくのがよいと思います。
時間配分の裏技 TOEICに適した時計は?
TOEICを受験する上で時間管理にとても役に立つ腕時計があります。TOEICをよく受験されている方々にはとても有名な腕時計だと思います。それは下記の、「カシオCASIO 腕時計 PHYS TIMERS11」という時計です。
この時計のすばらしいところは、
タイマー機能が付いており、自分が設定した時間を「バイブレーション」で教えてくれるという点です。
具体的には、Part5:10分→Part6:8分→Part7(SP):23分→Part7(DP):10分→Part7(TP):24分と設定しておけば、その時間に合わせて「バイブレーション」を作動させてくれます。「バイブレーション」ですので、自分にしか分かりませんので誰にも迷惑がかかりません。
テストに集中しながら、時計をちらちら見なくても時間を教えてれるため、非常に役に立つ逸品です。本番のテストだけでなく、模試を解くときや、学習するときにもとても役に立つ時計です。
まとめ
TOEICのリーディングテストにおいて、時間配分は最も重要な対策のひとつです。
公式問題集を解いたり、試験を振り返ることで、自分なりの時間配分を確立させましょう!
最後に、下記の本はわたしが「時間配分」を決める上で参考にした本です。
TOEIC満点講師の方々のTOEIC試験の解き方をかなり詳細に書かれた本です。3人の満点講師の方々に対して、何分にこの問題を読み始め、何分にこの設問を解く、最初に設問を読むか、読まないか、などというようなことが細かくインタビューされています。
TOEICのおすすめ総合学習は!?
おすすめは、2017年8月にリリースされた関正生先生の「スタディサプリENGLISH TOEICテスト対策コース」は、現時点で最も効率よく総合的にTOEICを学習できるサービスです。
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実際にわたしも長期間使用していますが、「スタディサプリENGLISH TOEICテスト対策コース」で関正生先生の講義を視聴するだけで、TOEICの基本から応用まで、理解が高まります。
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