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実録、最終出勤日の過ごし方!
私は数年前に大企業を退職して、半年間の転職活動を経て、最終的に個人事業主として独立しました。
下記の記事「10年間働いた大企業の退職を上司に伝えた日!」でもシェアしましたが、企業を退職するまでには、相当な悩みと葛藤がありました。
[blogcard url=”https://english-designer.com/2016/09/10/post-373/”]最終的に自分の信念に従って退職することになったのですが、10年以上勤めた企業を退職した最終出勤日が印象に残っていますので、それについてシェアみたいと思います。
9:00~12:00(出勤)
最終日、いつも通り定時に出勤しました。
他の社員にとっては普通の一日ですが、自分にとっては、とても感慨深い一日になります。
最終日といっても、普通に仕事が与えられていましたので、いつも通り淡々と仕事を進めました。自分の私物は前日までにほとんど自宅に持ち帰っていたため、文房具や仕事の資料がほとんどなく、仕事の効率が悪かったことを覚えています笑。
最終日には、パソコンや携帯電話などの会社から支給されたものを返却しなければなりませんでしたので、パソコンや携帯電話のデータ整理も同時に行っていました。
わたしの場合、上司に辞めると伝えてから1カ月以上かけて計画的に荷物やパソコンを整理していたので、片づけはほとんど終わっていました。
よって、最終出勤日にも関わらず、かなり仕事に専念することができました。
12:00~13:00(昼食)
昼食は送別ランチということで、10人くらいの同僚とランチに行きました。
そこで、今後についてや、なぜ辞めるかなど質問攻めに合いましたが、今後の予定はほとんど立てていなかったですし、辞める理由もネガティブな事も多かったですので、適当にお茶をにごしていました笑。
会社の送別会などでは、自分が主役になることなどはめったになかったので、とても新鮮な気持ちになると同時に、10年勤務した会社を辞めるという実感も湧いてきました。
この時は、多くの同僚たちに送別をしてもらいとても感慨深くなりました。
13:00~15:00(仕事)
ランチが終わってから午後3時くらいまでは、まじめに仕事に取り組みました。後任への引き継ぎは完全に終わっていましたが、ちょうど締め切り前の仕事がいくつかありましたので、それだけは責任を持って終わらせました。
上司やチームメンバーもわたしが最終日ということで、早めに仕事を終わらせてくれました。最後のミーティングを終え、この会社での業務は全て終了しました。とても肩の荷が降りた気がしました。
15:00~17:00(挨拶)
夕方にかけて、部署内の方々にお礼を言ってまわりました。
前日に購入したクッキーを配りながら、ひとりひとりに挨拶をして回りました。
この挨拶回りは、わたしの部署ではやっている人とやらない人がいて、自分もどうしようか迷いました。お菓子を配りながら挨拶をして回るのは少し女々しい感じがしたのです。
しかし、けじめを付ける意味と「経つ鳥跡を濁さずの精神」から全員に挨拶をして回りました。部署内には50人以上の職員がいましたので、結構時間がかかりました。笑
後になって思う事は勇気をだして「全員に挨拶」をして本当によかったと思っています。
これによって、しっかりとけじめをつけることが出来ましたし、皆さんによい印象を与えることもできたと思います。
実際に、ある同僚から、ちゃんと挨拶をしていたことに対して偉かったねと褒められました笑。
17:00~18:00(最終手続き)
最後に、PCや携帯電話の返却、離職票の受け取りなどの最終的な事務手続きを行いました。それが終わり、本当に退社する時がやってきました。
同僚に見送られてセレモニーにされるのが好きではなかったため、親しい方2~3人に最後の挨拶をして職場を去りました。
この景色を見ることは二度とないと思うと、非常に感慨深いものがありました。
また、この会社の方々でもう一生出会うこともない人も大勢いるのだと思うと、複雑な気分になりました。
18:00(退社)
最終日は、定時に退社をしました。
オフィスを出てから、オフィスの建物を見上げると、いつもと違った感覚になりました。寂しいのだけれども、清々しいような気分です。
オフィスを眺めながら、過去を振り返ってもしょうがない、自分が決めた決断を信じて、今を生きるしかないと改めて決心しました。
まとめ
というように、最終出勤日は、あっという間に過ぎ去りました。
数年たった今でも鮮明に覚えているくらい、忘れられない一日になったことは事実です。
この日のことは、一生忘れることはないでしょう。退職を考えている皆様の何かの参考になるかもしれないと思い、シェアさせて頂きました。
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