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英会話レッスンで話す内容はこれだ!
前回に続き、英会話個人レッスンについてシェアしたいと思います。
[blogcard url=”https://english-designer.com/2016/02/11/post-30/”]わたしは、英会話個人レッスンでは、ネイティブとフリートークをしています。
テキストを使用する英会話学校でのレッスンと違い、個人レッスンでは自分でやることを決めなければなりません。
これは、カフェなどで行う英会話個人レッスンだけではなく、Skypeを使った「レアジョブ」などのオンライン英会話のレッスンでも同様です。
このような英会話個人レッスンの学習スタイルとしては、
1.市販の教材を使う
2.英語の本や記事などの素材を持ち込んでディスカッションする
3.フリートーク
などがあると思います。
わたしは、ほぼ毎週末に個人レッスンを受けていますが、完全に「3.フリートーク」を行っています。授業スタイルについては、それぞれメリットとデメリットがありますが、それぞれの素材について、以下のように考えています。
市販の教材を使う
ーメリット
・体系的、網羅的に学習することができる。
・事前に準備しなくても、テキストの通りに進めればよいので負担が少ない。
ーデメリット
・興味がない文章だと、内容がつまらない。
・学習が事務的になりやすい。(感情が入り込みにくい→記憶に残りにくい)
・先生も、教材自体がつまらないと教えがいがない。そのため、どんなに素晴らしい先生でも実力を発揮できない。
市販の教材を使用することは、特に初心者にとってはおススメだと思います。わたしも中国語を学習し始めのときは、市販のテキストを使用して進めることが非常に役に立ちました。テキストを読むことで発音チェックをしたり、問題を一緒に解くことで理解度も確認しながら進めることもできました。
しかし、英語の学習については、文法は義務教育などを通して、ひととおり理解しているつもりでしたし、なによりもテキストを使った学習は自分でもできますので、テキストは使用しないことにしました。いくら最近の教材が優れているとはいえ、生き生きとした英語の面白さはやはり学べないと思いました。
自習では絶対にできないことを、個人レッスンで行いたいと考えています。(逆にいえば、テキストを通した学習は、自習で十分に行えます。)
英語の本や新聞記事などを持ち込んでディスカッションする
ーメリット
・自分の興味のある分野での学習ができる。
・英語で議論する力、自分の意見を言う力が付く。
・教材とは違い、活き活きとした「生の時事英語」を学ぶことができる。
ーデメリット
・あらかじめ本や記事を読んでいればよいが、その場で先生と一緒に記事などを読むのは時間がもったいない。
・高度なディスカッションするには自分の英語力が足りない。(特に語彙力の不足のため、新聞記事は辛い。)
このレッスンは事前の準備にかなりの時間が必要です。わたしは、平日は本業があり帰りが遅く、継続的に英会話レッスンの準備をする時間がとれません。また、英語学習は継続することが最重要だと考えているため、負荷が大きすぎると途中で嫌になってしまうおそれがあります。
そのため、基本的には、予習無しでレッスンの時間内で全て完結できる授業を目指しています。(復習は重要なので行います。)
フリートーク
ーメリット
・準備が不要なので、予習の負荷が少ない。(予習時間はゼロ)
・自分の興味のある分野について話すことができる。
・全般的な会話の能力がつく(会話の続け方、話題の振り方、面白さをどう伝えるかなど)
・英語の能力だけでなく、いかに話を盛り上げるか、コミュニケーション能力が鍛えられる。
ーデメリット
・事前に少しは何を話すか考えておかないと、すぐに話が脱線する。
・時間や会話内容を話しながらマネジメントしていかないと、ただの日常会話で終わってしまう。
・自分が発言しないと、先生の話を聞くだけになってしまう。
「フリートーク」は、現在のわたしの授業スタイルです。
幸いなことに、わたしの先生の教える能力が非常に高いため、この授業が実現できているといっても過言ではありません。
わたしが話したことに対して、先生は下記のアドバイスを行います。
・文法や単語の間違いなどを指摘する。
・他のフレーズでどう言い換えることができるかを紹介する。
・内容についての意見を交換する。
・そして、その話題に関連する別の話題を提供する。
基本的には、わたしは先週起こった自分の仕事について話すため、自分の専門分野の話が中心となります。そのため、興味がない分野について話すこともなく、「(自分の)役に立つ」単語やフレーズを学ぶことが出来ます。
授業は時間内に完結しますし、全てが即興で組み立てられるため予習も不要です。授業中に新しい単語やフレーズがたくさん出てきますので、復習は必須です。始めのうちは授業を録音して、それを聞いて復習していましたが、時間がかかりすぎるため、ノートに詳細に記載して、それを復習しています。
ノートは授業を思い出すために重要です。殴り書きでもよいので、後で思い出せるようにしっかりと取っています。
授業で大切なこと
絶対に分かったふりをしない。
授業で大切なのは、絶対に分かったふりをして、話を先へ先へと進めないことです。
分からない単語やセンテンスがあるとき、話の流れを止めたら悪いかなと思い、分かったふりをして流してしまいがちですが、英会話の授業においては絶対にしないように心がけています。
「分からないこと」を見つけて、「分かること」にするのが授業の目的だからです。
(仕事などでのいわゆる本番、では分かったふりをするかもしれませんが…笑)
自分が多く話すように心掛ける。
英会話レッスンにおいては、先生が話す割合より、自分が話す割合を多くしたいです。
当たり前ですが、ネイティブの先生の方が「英語力」がありますので、普通に話していると先生が話し、それに「Yes/No」で答えるたり、簡単な文章で質問するだけになってしまいます。
個人的には自分が話す割合を半分以上には保ちたいですので、「Yes/No」で答えるだけでなく、なぜ「Yes/No」なのかを加えたり、関係代名詞や時間、場所などの具体的な情報を文章に加えてできるだけ文章が長くなるように心がけています。
単語ではなく文章で話す。
面と向かって会話すると、意外にも単語だけで話しても、何となく会話は成立してしまいます。しかし、それでは、英語の学習になりません。
できるだけ、単語ではなく文章で話し、最後まで文章を完成させるようにしています。
しかし、実際の会話では分からない単語もありますし、思うように意見が言えない場面が多くあります。会話がすらすらと進む時もあれば、会話が続かなくて唸ったり、先生の話を聞くだけになってしまう時(サッカーでいう脚が動かない時間帯?)もあります。
毎回文章を完結させるのは、結構つらいですが、意識的に行わないと楽な方に流れて行きがちなので、気をつけたいところです。
簡単な英字新聞は、素材として使用できる。
最近、よくやるのは、購読している「The Japan Times ST 」という学習者向けの英字新聞を教材として使用する方法です。これは、普通の英字新聞よりも簡単な英語で書かれていたり、日本語訳がついていたりと、予習なしでもすぐに内容が理解できます。
また、記事の数がとても短く、記事数が多いので、話題に困った時にこの新聞に書かれている記事を話題にすると、話が弾むことが分かりました。「記事の内容」というよりも、「見出し」を読んで、それについてフリートークするというスタイルです。
下記、リンクにサンプルがあるので、興味のある方はご覧ください。
また、The Japan Times STについては、別に記事を書きましたのでシェアしたいと思います。↓↓↓
[blogcard url=”https://english-designer.com/2016/08/29/post-225/”]
Skypeを利用したオンライン英会話にも応用可能。
以上の話は、英会話個人レッスンだけではなく、下記のレアジョブなどのSkypeを使ったオンライン英会話のレッスンにも応用できると思います。わたしも、下記の「レアジョブ」のオンライン英会話も並行して行っていますが、同様に「フリートーク」を行っています。
オンライン英会話に関しては、下記の嬉野克也氏の書籍が大変役に立ちます。オンライン英会話を行っている全ての方は、最初に読んでおいた方がよいと思います。かなり具体的な情報が網羅されています。わたしもオンライン英会話を始めたばかりの頃は、これらの情報を参考に授業を組み立てました。
まとめ
英会話個人レッスンをする際、どのような授業をするかというのは難しい問題だと思います。せっかく、お金を払って授業を受けるのであれば、最も効率的な授業を受けたいです。
自分で全て決められる自由がありますが、選択肢が多すぎて何をしたらよいのか分からなくなってしまいます。
それゆえ、先生に一任したり、機械的にテキストを学習したりすることが多くなってしまいます。
以上の記事は、わたし自身が1年以上個人レッスンを試行錯誤しながら続けてみて、落ち着いてきたスタイルです。今後も試行錯誤しながら続けていき、変化があったらシェアしていきたいです。
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