六本木ライブラリー
わたしは、仕事や語学学習やを行う際、いつもカフェやコワーキングスペースで学習をします。
家では、テレビ、ベッド、ソファなどの誘惑が多く、あまり継続的に学習を続けることは困難でした。カフェやコワーキングスペースなど、他人も作業に集中している場所は、緊張感をもって学習を進めることができます。
そこで、様々なコワーキングスペースをインターネットなどで探しました。
その中で、ネットで評判だった「六本木ライブラリー」に実際に入会して、半年間利用してみました。本記事では、実際に利用してみた感想をシェアしたいと思います。
六本木ライブラリーとは?
六本木ヒルズの49階には、「六本木ライブラリー」というコワーキングスペースがあります。
一般的にコワーキングスペースは小規模な会社が運営していますが、「六本木ライブラリー」は森ビルという大企業が運営していますので、非常に快適な空間が実現されています。
詳細は、下記の公式サイトに記載されています。
わたしは、会社を退職してから自由な時間ができた時に、半年ほど会員になって、毎日のように通っていました。そこで感じたメリットとデメリットについてシェアしたいと思います。
六本木ライブラリーのメリット
・景色が最高によい!
六本木ヒルズ周辺は、中低層の建物が多いため、49階にある六本木ライブラリーからは、東京中が見渡せます。特に、カフェスペースからは、目前に東京タワーが眺められ、とても開放的な空間で作業を行うことができます。
わたしの一番のお気に入りポイントで、最終的に申し込みを決めたのは、この「開放感」です。
・綺麗に清掃されており、清潔感がある!
施設全体は常に清掃され、トイレも含めとても綺麗です。
・価格が(比較的)安い!
この東京の真ん中、六本木という立地で、月々9,000円(税別)はとてもリーズナブルです。例えば、毎月20日間利用したとしたら、1日あたり450円です。カフェに行くのと同じくらいの金額で、立派な施設を借りることができます。
・多様な場所が用意されている!
飲食・談話可能なスペース、談話不可なスペース、PCや電卓さえも不可なスペース、など様々な場所があります。また、椅子やテーブルの形状もテーブルタイプ、自習室のようなデスクタイプ、ソファタイプなどあり、その時の気分に応じて選ぶことができます。
・会員の民度が高い!
ドレスコードがあることや、六本木ヒルズという立地のせいか、マナーが極端に悪い会員はあまり見かけません。
・全体的に静かな環境!
談話可能なスペースにおいてさえも、基本的にはとても静かです。談話不可の場所においては、話し声を聞いたことはありません。PCや電卓不可の部屋は恐ろしくて入ったことはありません。静かすぎて少し緊張感があるくらいです。
・営業時間が長い!
7時~24時まで営業しており、いつでも作業することができます。
・WiFiの速度が速い!
無料WiFiがあります。速度は早く、ストレスを感じたことはありません。
・各席に電源が設置されている!
電源は十分に用意されています。延長コードも無料で貸し出されているため、電源不足で困ることは絶対にないでしょう。
・ゲストを同伴できる(1,000円)!
共同作業が必要になった場合や、打合せに使用したい場合など、1,000円でゲストを連れてくることができます。
六本木ライブラリーのデメリット
・常に混雑している…
時期によるのかもしれませんが、私が在籍していた時は、常に混雑していました。週末などは、隣接する会議室が開放されるため、座席が全くなくなることは絶対にないのですが、窓際の良い席や、テーブル席などは埋まっている場合が多いです。
インターネットなどの情報を見ると昔はもう少し空いていたようです。是非、恒久的に他のエリアも開放するなりして、ゆったりと使用できるようにして欲しいところです。
・ライブラリーカフェのクローズが多い…
飲食可、談話可のライブラリーカフェという場所があります。ここには、カフェも隣接していて、2層吹き抜けで眺めもよく、この施設の一番の売りになっている空間です。
このライブラリーカフェですが、他のイベントのために、よく閉鎖されます。ひどい時は月曜日から金曜日まで、一週間毎日閉鎖されたこともありした。平均すると1週間に1回~3回は閉鎖されている印象です。
わたしは、このスペースに魅力を感じて入会したのですが、かなり頻繁に閉鎖されるので、非常に残念に思いました…。5日間連続で終日閉鎖の週もあり、とても残念に思いました。
ちなみに、会員でない方も、下記のリンクからイベントやカフェの閉鎖情報を見ることができます。
・大江戸線六本木駅から遠い…
私は大江戸線を利用していたのですが、六本木駅から六本木ライブラリーまでの距離は遠いです。そもそも大江戸線六本木駅が非常に深い位置(日本一深い?)にありますので、地上に出るまでエスカレーターを何度か乗り継いで、10分くらいはかかります。駅の出口から六本木ヒルズまで歩き、さらに49階までのエレベーターに乗ってライブラリーまでたどり着くには最低でも10分はかかります。
よって、駅のホームから六本木ライブラリーまでは、最短でも20分はかかります。毎日通うとなると、この遠さが非常に堪えました。
これは、どこから通うかによりますので、六本木付近に在住の方は便利だと思います。
・本の種類が意外と少ない…
六本木ライブラリーというだけあって、蔵書を売りにしています。大きな棚に頻繁に新刊が入ります。個人的な趣味かもしれませんが、新刊は自己啓発書のような本が多く、私の趣味とはあいませんでした。
また、日本国内の雑誌もないため(なぜか外国の雑誌は充実している)、書籍に関してはあまり興味をそそられませんでした。せめて、国内の雑誌を充実させて欲しいです。
・日常的な会員同士の交流はほとんど無い
会員同士の交流を売りにしているのかどうか分かりませんが、日常的に会員同士の交流はほとんどないと言ってもよいでしょう。皆さん、基本的に個人で来ていますし、そもそもライブラリー自体がとても静かです。
周りを見渡しても、あの場所で出会っている方は見受けられませんでした。交流したい方々にとって、日常的に交流できる仕組みがあると良いと思いました。
・イベントがそれほど魅力的ではない
各人の興味にもよりますが、もう少し、日常的に参加できるハードルの低いイベントがあれば良いと思いました。
・周辺のレストランの価格が高い
営業時間が長いため、時間があるときはこの場所で一日過ごすこともありました。その時、六本木ヒルズという土地柄、レストランの価格がとても高かったです。わたしは、安めの弁当を買って、室内で食べていました。
・テーブルが平行配置なので、PCを覗かれる確率が高い
PCでの作業がメインでしたが、一番後ろの席以外はPCを覗こうと思えば覗けるようなレイアウトになっています。そのため、セキュリティの高い仕事には適していません。
対策としては、のぞき見防止のシートを貼れば対策できます。実際、それを使用している会員も多かったです。
・寝ている人が意外と多い
特にソファ席など、昼間から爆睡している人が結構います。
ドレスコードはありますが、爆睡に関しては、問題はないようです。個人的には短パンより爆睡の方が規制して欲しいと思いました。
・カフェや自販機で売られている商品の種類が少ない
49階に位置していますので、いちいち下界に降りるのが面倒になります。併設されたカフェでは、ドーナツやポテトチップスなどのスナック類とサンドイッチなどは売っていました。個人的には、下まで降りて買う手間を考えると、弁当類を売って欲しいと思っていました。
まとめ
基本的にはメリットの方が大きいです。コストパフォーマンスは、日本で確実に上位に入る施設だと思います。
このクオリティの施設で月々約1万円というのは安すぎると思います!
面白いのは、「MacBook Air」や「MacBook Pro」の割合が異常に高いです。(わたしもそうでしたが)Macを使用する層と、六本木ライブラリーを使用する層の親和性はかなり高いと思います。
服装は特にオシャレな人がいるわけでもなく、カジュアルめの方が多いです。年齢層は30代が最も多い印象ですが、それ以上の方も少なくありません。