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TOEICスピーキング&ライティングテストの参考書と勉強法について!
前回の記事でシェアしましたように、わたしは2017年6月11日にTOEIC S&Wテストを初めて受験しました。
[blogcard url=”https://english-designer.com/2017/06/11/post-1557/”]そもそも、TOEIC S&Wテストは思いつきで受験したため、十分な準備期間がなく、参考書や問題集を購入してから約10日間だけ集中して学習をしました。
今回は、短期間でわたしがどのような参考書や問題集を購入して学習を進めたかについてシェアしたいと思います。
どの問題集・参考書を購入したか?
はじめに、わたしが実際にどんな問題集・参考書を購入したのかについてシェアしたいと思います。準備期間が10日間だけしかなかった割には、多くの問題集・参考書を購入しました。
対策機関が短かったため、どの問題集・参考書も最後までやりきるつもりはなく、パラパラめくる程度や例文を参考にする程度の問題集も購入しています。わたしは基本的に書籍(問題集や参考書)についてはお金を惜しまないタイプなので、(買える範囲内で)躊躇なく購入しました。
下記がわたしが実際に購入した問題集と参考書です。全部で5冊あります。アマゾンで中古で購入した本もありますので、全部合わせて12,000円くらいだったと思います。
後述しますが、この中で絶対おすすめの問題集・参考書は、「CD-ROM付TOEICスピーキングテスト リアル模試15回」と「頂上制覇 TOEIC(R)テスト スピーキング/ライティング 究極の技術(テクニック) 」と「TOEICテストスピーキング/ライティング総合対策」です。それらのみを購入したとしたら9,000円くらいで収まります。
TOEIC SWの公式問題集について!
TOEIC SWは、通常のテストと異なり、回答がひとつに限られているわけではなく、決まった採点基準に従った採点によって、得点が決まります。わたしたち受験者の回答はデータとしてアメリカに送られ、そこで採点されることになります。
よって、その採点基準がいったい何なのかを知ることがとても重要になります。
その採点基準を決定しているのが、TOEIC SWの運営機関であるETS(Educational Testing Service)です。そのETSが唯一出版した公式問題集が今のところ2冊発売されています。
テスト対策は、TOEIC LR(←通常のTOEIC)と同様に、まずはこの公式問題集を入手して、一覧することでこのTOEIC SWの仕組みと採点基準を理解することは大切だと思います。
公式問題集は、とても大きく分厚いのですが、最初にざっとでも目を通しておくことをお勧めします。テストの目的や全体像が分かります。TOEICにおいて、孫子の言う「敵を知り己を知れば百戦危うからず」の「敵」にあたるのがETS(Educational Testing Service)なのです笑。
下記の「TOEICスピーキングテスト/ライティングテスト公式ガイド」は2010/11に出版された公式問題集です。上記の公式問題集と比べ古いですし、模範解答ではなく、受験生が答えた回答に優劣をつけひたすら掲載しているだけですので、まずは上記の「TOEIC Speaking & Writing 公式 テストの解説と練習問題」を先に購入することをおすすめします。
TOEIC SW参考書・問題集ランキング!
TOEIC SWテストの参考書は、TOEIC LRテスト(←通常のTOEIC)と比較すると、とても少ないです。その中で、わたしが実際に購入した参考書を下記に4冊ピックアップしました。個人的に役に立った順に紹介していきたいと思います。
1.CD-ROM付TOEICスピーキングテスト リアル模試15回
いきなり実践的な問題集の紹介ですが、わたしが実際に行った10日間の対策では、この問題集がいちばん役に立ちました。
こちらは、模試が15回も収録されている問題集です。TOEIC SWの模試が15回分も掲載されている、かなりお得な問題集です。15回もあれば、1日1回分やったとしても15日間もできます。わたしは10日間の対策で7回分の模試を実際に解きました。全部やりきっていませんが、残りは次回のテスト対策にも使用できますのでとてもお得です。
こちらの模試のもっとも優れている点は、付属のCD-ROMの中に収録されているプログラムから、実際にパソコン上で模擬試験を行う事が出来るという点です。
TOEIC SWは、通常のテストと異なり実際に声にだして回答してみないと練習にはなりません。よって、この本番形式の模擬試験で練習することはとても有効です。制限時間もあり、緊張感をもって対策ができます。わたしは前回、実際にTOEIC SW試験を受けましたが、パソコン上でこの模試を受けた雰囲気と本番のテストの雰囲気はほとんど同じ感じでした。
唯一の欠点は、模範解答が長すぎることです。模範解答通りに解答すると、かならず制限時間をオーバーします。そのため、自分なりに短い解答バージョンを考える必要があります。それはそれで勉強になりますが、短いシンプルな解答も載せて欲しいところです。
わたしはカフェなど、家の外で勉強する機会が多いですが、カフェなどので勉強する際も、この模擬試験をパソコンの画面に表示させて、口をぶつぶつ動かすだけでもかなりの学習になります。実際の試験に近く、実践的なこの「CD-ROM付TOEICスピーキングテスト リアル模試15回」は、もっともおすすめできる対策本です。
ちなみに、この模試を解くだけなら1回約20分で終わります。PC上でどんどん問題が進んでいきますので、本番の試験同様にあっという間に終わります。ただ、TOEIC SWは明確な解答がないため復習に時間がかかります。わたしは復習に1時間くらいかけていましたので、1回の模試で合計1時間30分くらい時間がかかりました。
2.TOEICテストスピーキング/ライティング総合対策
つぎに、「TOEICテストスピーキング/ライティング総合対策」です。こちらの本は、はじめてTOEIC SWを受験する人向けに問題の構成や対策などとても分かりやすく説明されています。
わたしは、TOEIC SWの問題形式も何も知らない状態で対策に臨みました。よって、まずは問題形式と求められる解答例を研究する必要がありました。
こちらの本は、本自体が薄く、短時間で全体像をざっとつかめます。初めて受験する方が受験前の短い時間で対策をするのに最適な本です。薄い本といっても、バカにできず、かなり具体的な事項(解答例や採点ポイント等)が書いてありますので実践的です。
3.頂上制覇 TOEIC(R)テスト スピーキング/ライティング 究極の技術
こちらは、TOEIC R&L(通常のTOEICテスト)の参考書でおなじみのロバートヒルキ氏の書籍です。先に紹介した「TOEICテストスピーキング/ライティング総合対策」よりもかなり厚みがあります。
すべてのパートについて、問題形式の説明、採点基準、解答時のコツ、サンプル問題と解答例、ポイント解説として、例文やフレーズの紹介などがあります。とても詳細な説明なので、わたしはこちらの教材をメインの参考書として使用していました。
前述した「CD-ROM付TOEICスピーキングテスト リアル模試15回」を解きながら、常にこの参考書を参照して自分なりの解答例を作成していくという方法を取りました。
また、前述した「CD-ROM付TOEICスピーキングテスト リアル模試15回」はスピーキングのみの模試であり、ライティングは掲載されていません。よって、ライティングについてはこちらの参考書をメインに使用しました。
といっても、対策期間の10日間のうち、ほぼ全てをスピーキング対策に費やしたため、ライティング対策はこの参考書のポイントをざっと読んだだけです。しかし、とくにライティングパートのメインの問題である「意見を述べる問題」は解答時間が30分もあり、対策なしではかなり厳しいでしょう。
この参考書は、「意見を述べる問題」についてかなり詳しい対策や解答例が掲載されており、どのようなフレームで文章を組み立てていけばよいかが良く分かります。特にわたしは、留学経験がなくエッセイも書いたことがありませんでしたし、TOEFLなどのライティング試験を受けたことがありませんでしたので、パラグラフの構成についての説明はとても分かりやすかったです。
4.本気で鍛えるビジネス英語 TOEIC(R)テスト スピーキング/ライティング
こちらは、オンライン英会話で有名な「レアジョブ」が出版した書籍です。こちらの書籍もかなり厚みがあります。
正直なところ、こちらの「本気で鍛えるビジネス英語 TOEIC(R)テスト スピーキング/ライティング」は購入したもののほとんど使用していません。前述した上記の2冊の参考書と比較して少し見劣りします。ざっと見たところ、パート別の解説があまり体系立っておらず、例文やフレーズの掲載は多いものの、全体的にバラバラとした印象があります。
10日間という短い対策期間だったせいもあり、こちらの書籍は全くやらないことにしました。参考書の合う合わないはそれぞれあると思いますので、TOEIC SWを受験される方は、本屋などで自分の目で確かめてみることをおすすめします。
まとめ
・TOEIC SWの参考書・問題集として上記の書籍を購入しました。ぜひ、購入の際の参考にして下さい!
・TOEIC SWの参考書・問題集を全て解ききろうとすると無理がありますので、参考書として辞書的に使用する書籍、問題集としてひたすら解くための書籍、採点基準を把握するための書籍など、役割ごとに分けて使用するとよいと思います。
・TOEIC SWを実際に受験してみて、能動的に学習できるよい機会だと思いました。TOEIC SWの対策自体が英語を話すよい勉強になります。
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