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片頭痛に悩まされたビジネスマンが新しい薬「CGRP関連片頭痛予防薬」を試してみた体験談!【エムガルディ・アジョビ・アイモビーク】




片頭痛に悩まされたビジネスマンが新しい薬「CGRP関連片頭痛予防薬」を試してみた体験談!

本記事は、あくまでもわたし自身の個人的な体験記で、医療的アドバイスではありません。片頭痛に悩む方は、ご自身で判断せず病院を受診しましょう。

わたしは10年以上、片頭痛に悩まされていて、生活に大きな支障が出ていました。

片頭痛の発作が起こった時は、日常生活も送れないくらい辛いのですが、それを我慢しながらフルタイムで仕事をするという生活をずっと続けていました。

海外出張が多かったり、海外赴任もあったりするハードな仕事だったため、大きな環境の変化を受け入れながら、片頭痛と共に生きていくことはとても辛いものでした。

片頭痛の痛みは凄まじく、肩こりなどからくる緊張型頭痛の痛みの比ではありません。うずくまりたくなるような痛みが続きます。

友人や同僚などからも、初めのうちこそは心配されますが、毎日のように続きますので、そのうち相手にされなくなりますし、目に見える疾患ではないため痛みが理解されることはありません。そのため、痛みを我慢しながら頓服薬のトリプタンを飲みつつ、日常生活を送るしかありませんでした。

片頭痛さえなくなればもっと頑張れる、と思ったことは何度もありました。

従来の予防薬はほとんど効かなかった

片頭痛の治療の基本は「頭痛外来」を受診することです。わたしは、10年以上、都内の頭痛外来で有名なクリニックに毎月通って、診察と処方を受けていました。

片頭痛の頓服薬であるトリプタン(わたしの場合は、レルパックスかイミグラン)を適切に飲めば、ほとんどの場合は1〜3時間で片頭痛は治まっていくのですが、頭痛の頻度が多すぎて(月に15〜20日以上)、トリプタンを飲みすぎると薬物乱用頭痛になってしまう恐れがありました。

そのため、片頭痛予防薬として「ミグシス」「トリプタノール」「インデラル」「デパケン」「呉茱萸湯」などが処方され、毎日欠かさず飲み続けていました。

しかし、劇的な効果は見られず、効いているのか効いていないのかよく分からないまま、漫然と予防薬を飲み続ける日々を過ごしていました。

片頭痛への対策は全てやってみた

片頭痛が治れば人生が好転すると思い続け、片頭痛に対してやれる対策は全てやってみる、という個人的な方針と決意のもと何でも試しました。

理系大学院卒なので、非科学的なものは絶対に信じませんし、非科学的な言説には嫌悪感さえ抱きますが、いざ自分の片頭痛のことになると、藁にもすがる思いで怪しそうな民間療法も試してみたこともあります。

民間療法・補完療法は科学的根拠に乏しい点もありますので、わたしは下記の厚生労働省の補完医療の有用性について書かれたサイトをよく参照していました。

参考:頭痛に対する補完療法の有用性について(厚生労働省)

海外の情報(頭痛)

下記のリストはわたしが実際に試してみた対策の一部です。

フィーバーフュー(ナツシロギク)

厚生労働省のサイトの情報を見ると、効果があるともないとも書かれていませんが、定期的にフィーバーフューを飲んでいます。とても苦くてそのまま飲めたものではないので、緑茶やほうじ茶に混ぜて飲んでいます。

ナツシロギク
米国神経学会および米国頭痛学会のガイドラインでは、MIG-99と呼ばれる特定のナツシロギクの抽出物(エキス)がおそらく有効であり、片頭痛の予防に検討すべきであるとしています。ナツシロギクの副作用として、関節痛、消化器症状、口内炎などがあります。抗凝固剤(血液希釈剤)や他の薬と相互作用する場合があります。ナツシロギクは妊娠中の使用には安全ではありません。長期的な安全性は確立されていません。(厚生労働省サイトより

マグネシウム

気休めにサプリメントを毎日飲んでいました。効果は不明。

マグネシウム
マグネシウム欠乏は頭痛を助長する要因と関連しており、片頭痛になる人はそうでない人に比べて体内のマグネシウム濃度が低い可能性があります。米国神経学会および米国頭痛学会のガイドラインでは、マグネシウムはおそらく有効であり、片頭痛予防ために検討されるべきであるとしています。マグネシウムのサプリメントは、下痢を引き起こす可能性があり、一部の薬と相互作用する場合があります。片頭痛のために摂取するマグネシウムの量は、このミネラルの許容上限摂取量(ほとんどの人に対し安全であると考えられる最大の量)を超えているため、片頭痛のためのマグネシウムのサプリメントは、医療スタッフの監視の下でのみ使用するべきです。(厚生労働省サイトより

ビタミンB

こちらも気休めにサプリメントを毎日飲んでいました。効果は不明。

漢方薬

クリニックでも処方された「呉茱萸湯(ごしゅゆとう)」「五苓散(ごれいさん)」「(かっこんとう)」を飲んでいました。「慢性頭痛の診療ガイドライン」にも、漢方薬の有効性については記載がありました。実感としては、漢方薬で頭痛発作が治まるということはありませんでしたが、頭痛が軽い時には痛みの強さが弱くなる気がしました。プラシーボ効果かもしれませんが、服用しないよりはマシといった感じです。

漢方薬は予防薬あるいは急性期治療薬として永年にわたり使用されており、経験的あるいは伝統的に、効果・安全性の両面から有用であると評価されています。これらを裏付ける科学的エビデンスも近年集積されつつあり、予防薬として推奨可能です。(これで治す最先端の頭痛治療 「慢性頭痛の診療ガイドライン」市民版より引用)

アイスノン

片頭痛は冷やすと落ち着きます。下記の首に巻くタイプのアイスノンと目元を冷やす冷却材は、とても便利に使えるので、毎日のように使用しています。片頭痛が起こった時は、冷やすと痛みがほんの少しだけ落ち着きます。

整体・マッサージ

家族や友人の紹介で、片頭痛に効くとされる整体・マッサージによく行きましたが、頭痛は完治することはありませんでした。緊張型頭痛には効果がありそうですが、片頭痛を整体やマッサージで治すのは難しいのではないでしょうか。一時的な効果はあるかもしれません。

マッサージ療法
マッサージ療法には、施術者が身体の軟部組織を操作するさまざまな方法があります。2件の小規模な研究から得られた限定的なエビデンスは、マッサージ療法が片頭痛に有用である可能性を示していますが、明確な結論を出すことはできません。マッサージ療法は、熟練の施術者が行う場合、ほとんどリスクがないようです。しかし、疾患がある人や妊婦は、マッサージの種類によっては避けた方が良い場合もあるので、マッサージ療法を受ける前にかかりつけの医療スタッフに相談してください。(厚生労働省サイトより

頭痛体操

「片頭痛」からの卒業 (講談社現代新書) 」は、数ある片頭痛関連書籍の中でも、とても分かりやすく片頭痛の仕組みや予防法について解説された本です。書籍の中には、今回のCGRP関連予防薬についての言及もあります。その中で紹介されている頭痛体操をストレッチとしてよく試していました。

新しい薬「CGRP関連片頭痛予防薬」が登場!

従来の予防薬や民間療法を試して騙し騙し10年ほど生活していましたが、アメリカで承認され劇的な効果をあげているという新しい片頭痛の薬「CGRP関連片頭痛予防薬」が日本でも使えるようになったと片頭痛界隈で話題になりました。

ちょうど海外赴任から帰国したばかりだったので、この薬を扱う都内の頭痛外来で有名なクリニックを探し受診しました。わたしの頭痛は、この新薬を使える条件に当てはまっていましたので、MRIを撮って脳に異常がないことを確かめてから、すぐに使用できることになりました。

「CGRP関連片頭痛予防薬」については、下記クリニックのサイトが非常に分かりやすくまとまっており、とても参考になります。

アイモビークを試してみた!

薬の詳しい説明は省きますが、当時はエムガルディ、アジョビ、アイモビークという三種類の薬を選ぶことができました。エムガルディとアジョビの仕組みは同じで、アイモビークだけ若干仕組みが違います。

どの薬も同じくらい効くということでしたので、アイモビークを試してみることにしました。

結論から言うと、アイモビークは自分には合いませんでした。

確かに頭痛の回数は減ったのですが、今までの片頭痛では起こらなかった「吐き気、気持ち悪さ」が副作用として出てしまいました。(これがアイモビークによる副作用なのか、たまたま体調不良が重なったのかは断定できません。)

下記がアイモビークを打ってから28日間の記録です。

アイモビーク使用前

頭痛日数(28日間)

アイモビーク使用後

頭痛日数(28日間)

増減
頭痛発生日数20日11日-10日
※副作用として吐き気と気持ち悪さが続いてしまった

28日間に20日起こっていた頭痛が、11日に減少しましたので、確かに効果はありました。ただ、吐き気と気持ち悪さがつらく、主治医の先生と相談してアイモビークの2回目を打つのはやめておいた方がよいという判断になりました。

アジョビに変更してみた!

アイモビークがうまくいかず、意気消沈していましたが、2ヶ月ほどあけて、別の作用をする薬であるエムガルディとアジョビの中から、アジョビを試してみたいとクリニックの先生にお願いしました。

アジョビとエムガルディの作用の仕組みはほぼ同じなので、アジョビが効かなかったらもう後がないという背水の陣で臨みました。

結果、アジョビはとてもよく効きました!

下記がアジョビを打ってから28日間の詳細な記録です。

アジョビ使用前

頭痛日数(28日間)

アジョビ使用後

頭痛日数(28日間)

増減
頭痛発生日数20日3日-18

なんと28日間に20日も起こっていた頭痛が、わずか3日に減少しました。

アジョビを打った翌日から、毎朝のように起こっていた頭痛はなくなり、すぐに効果が実感できました。いつもなら絶対に頭が痛くなるだろうな、という場面でも頓服であるトリプタンを飲まなくても耐えられるくらいの痛みの程度に治まりました。

片頭痛の頻度、痛みの強さ、ともにアジョビによって抑えられている感じがしています。

今後も、この効果が続いてくれることに期待しています。

新薬を注射してみた感想

わたしが、実際にアイモビークとアジョビを注射してみた感想です。

・注射は基本的に毎月打ちますが、アジョビは保険なしで41,356円、保険3割負担で12,407円します。この価格を毎月ずっと払い続ける必要があります

→価格だけをみると高く感じますが、片頭痛が減ったり、なくなったりすると思えば、全然安く感じています。むしろ、開発者に個人的に寄付をしたいくらいの気持ちです。(それを友人に話したら、製薬会社は十分に儲けているから、そんなことを考えるのはやめろと制止されました。)

・注射自体の痛みはあります。コロナワクチンや採血より痛いです

→片頭痛の痛みや苦しみを思えば、注射の痛みなど何てことはありません。むしろ、ダビンチコードに出てきた修行僧シラスのように、苦痛を受けることで頭痛の神様に感謝することができます。

・医学の進歩を身をもって感じました

→片頭痛の頓服薬であるトリプタン(1990年頃)、今回のCGRP関連片頭痛予防薬(2020年頃)など、ここ最近の医学の進歩に驚きと感謝しかありません。これらの薬がなければ、片頭痛でまともに仕事や生活ができなかったことは確実です。

まとめ

・今までどんな予防薬も民間療法も自分の片頭痛には効きませんでしたが、新しい片頭痛薬である「CGRP関連片頭痛予防薬」は劇的に効果がありました。

・「CGRP関連片頭痛予防薬」の中でもアイモビークは合わずに、アジョビは効く、といった個人差があり興味深かったです。

・毎日のように朝起きた時から片頭痛に悩まされていたので、「起きた時に頭痛がない」という状態にとても感動しています。開発者にノーベル賞をあげたい気分です。

・まだ「CGRP関連片頭痛予防薬」の注射を始めて時間が経っていないので、長期的に効果を判断することはできませんが、今後の効果にも期待しています。

片頭痛の新薬を試してみた経過や後日談などがありましたら、随時シェアしたいと思いますので、ツイートへのコメント、ブックマーク、Feedly、Pocketなどへのご登録、よろしくお願いします!

エラン
今回の記事は、あくまでもわたし自身の個人的な体験記であり備忘録です。片頭痛に悩む方は、ご自身で判断せず、まずは頭痛外来を受診しましょう。

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